胃がん検診とは
胃がん検診は、文字通り胃がんを発見するために行われます。初期の癌で症状が出ることはほぼないため、胃がんを早期発見するには定期的に検査することが大切です。
当院では内視鏡を用いた胃がん検診を随時行っておりますので、希望される方は事前にお電話でご相談下さい。
胃がん検診の必要性
胃がんは、典型的には胃壁の表面である粘膜の細胞が癌化する疾患であり、ピロリ菌感染や喫煙、多量の飲酒などがリスク因子とされています。日本人が最もかかりやすい悪性腫瘍の一つです。
胃癌の治療は進歩しており、早期に発見すれば、多くの胃癌が胃カメラで完全に切除できるようになりました。しかしある程度進行してしまうと、従来の外科手術が必要になります。内視鏡のみで治療した場合と外科手術を行った場合では、体への負担が全く異なります。
治療費(入院費用も含む)も内視鏡治療の方が安い場合が多いですので、やはり定期的に検査を行い、早期発見、早期治療に繋げることが大切です。
40歳以上の方には、定期的な胃癌検診をお勧めしています。
胃がん検診内容
【胃カメラ】の項目に準じます。
検診では、特に「麻酔なしでの経鼻内視鏡検査」を推奨しています。
大腸がん検診とは
大腸がんは、発症部位別死亡者数において男性では肺がん、胃がんに次いで第3位、女性では第1位となっています。胃癌と同様、大腸癌も早期で発見すれば内視鏡で切除することができます。
まずは自治体で行わる便潜血検査を受診すること、そして陽性であったら必ず二次検診として内視鏡検査を受けるようにしてください。
大腸がん検診の必要性
50歳代から年齢が上がるにつれて罹患率が上がってきますが、20歳代から40歳代の若年者で発症することも稀ではありません。
早期がんでは症状に乏しく、痛みやお腹の張りといった症状が出た時には、がんがある程度進行していることが多いのが現状です。
症状が全くなくても、中高齢の方は大腸がん検診を欠かさないようにしましょう。